「ノラ」猫日記@いなすず
今年のゴールデンウィーク、確か5月4日の夜だったかと思います。
グループホームいなすずに、見知らぬオスの子猫がいるのを職員が発見しました。
ひとまずお腹が空いてるかと、餌として煮干を食べてもらいました。
そして翌日5月5日のこどもの日の早朝も、その子猫はいました。
近づくと一回 「シャーッ!」 と威嚇するのですが、さらに近づくとそれ以上の威嚇はしてきません。
どうも性格的には、人懐っこい子猫のようでした。
(その証拠に、翌日かその次の日当たりに、抱っこに成功しています。)
そのうち家に帰るだろうと思っていたのですが、どうやらそのまま居付いてしまったようで、
じきに「ミルコ」という名前まで付いてしまい、結局「ノラ」の二文字が取れる運びとなりました。
これが来たばかりの頃の、ミルコ。
表情が警戒してる感じがします。
よそよそしく、ふて寝してます。
しかしこの猫かなり人懐っこく、皆に愛想を振りまくので、なんやかんやで多くの人に愛されてしまいました。
だんだん表情が優しくなってきているように思います。
入所者様や職員や皆に懐いて愛されるうちに、逆に人間たちに癒やしを与えてくれる存在になっています。
午前中のレクリエーションで散歩に出かけると、入所者様や職員について一緒に散歩に参加したり、
(これが行きも帰りもついてくるらしいです。)
朝玄関で早番の職員がくるのを待って、職員と一緒に中に入ろうとしたり、
職員がゴミ捨てに行こうとすると、その車に乗り込もうとしたり、(ミルコ捨てられちゃいますよ)
去勢手術から帰った後、屋根に登ってしまい、結局降りられなくなって鳴いていたり、
(いなすずの社長がレスキューしました。)
通りすがりの近所の女子高生に可愛がられたときは、その後をついていこうとしたり、
いつも可愛がっている女子職員が、早番が終わり自転車で帰ると、407号まで後をついていき、
見かねたその職員がいなすずに連れ戻ったり、
あと407号あたりにいて、社長に車で拾われて帰ったこともあったとか、云々。。
なかなか笑えるエピソードも作ってくれますし、癒やしも与えてくれて、結構いい仕事をしている
準職員かも知れません。
(ただし、コオロギとスズメを獲ってきたときは、皆から大ブーイングでしたが。。)
初めは猫がお嫌いのようだった入所者様も、この頃は抱っこしてくれたりします。
ところでミルコは、猫がお嫌いな入所者様もいらっしゃることもあり、
ずっと外で寝泊まりしていたのですが、
このところ寒いのでケージを買ってもらいました。
本当は厨房に入らなければ、室内飼いしてもよいらしいのですが、
やっぱりどうしても入ってしまいますので。。
ケージも可哀想な気がしますが、外にも寝泊まりできる場所は作ってあるものの、
やはり雪が降ったりすると心配ですので、もしもの避難先としてケージを購入してもらいました。
ご飯はこの中で食べて、あまりに寒い日などは、この中で夜を過ごしてもらえたらと考えています。
試しに泊まってもらったところ、おとなしく眠ってくれていたようで安心しました。
なかなかのイケメン猫なので、いなすずにお越しの際は、是非可愛がってあげてください。
四足に履いた白タビが目印です。
(餌やりも大歓迎です。)